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デジタルマーケティングの目的と取り組むうえでの注意点

ライター:佐藤 隼人

公開日:2021年10月04日 | 更新日:2023年11月14日

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情報を得るのもモノを買うのも「デジタル」が欠かせないものとなり、デジタルマーケティングは、企業にとって不可欠なものになりつつあります。今回は、デジタルマーケティングの目的と陥りやすい失敗について解説していきます。

デジタルマーケティングの目的

ネオマーケティングには、さまざまな企業からデジタルマーケティングのご相談をいただきます。抱えている課題はそれぞれで、新商品・新ブランドの立ち上げにあたり認知度を上げたいというケースがあれば、既存商品のマーケティングに課題を抱えているというご相談もあります。
また、これまで行なってきたデジタルマーケティングのCPA(cost per acquisition:新規顧客の獲得にかかった1人あたりのコスト)が適切かどうかの検証と合わせて、ご依頼いただくこともあります。
デジタルマーケティングは文字どおり、インターネットなど「デジタル」を活用し、自社のブランドを浸透させ販売に導くための施策のことです。

その目的は大きく2つ。「販売」と「認知拡大」です。

1)販売:ECサイトなどデジタル上での商品販売の促進
2)認知拡大:デジタルメディアを通じた商品自体の認知拡大

販売を目的にする場合でも、認知拡大を目指す場合でも、デジタルマーケティングを行う上でKPI(重要業績指標:Key Performance Indicator)を明確にしておくことは大切です。そして、PDCAサイクル(Plan:計画、Do:実行、Check:評価、Action:改善)に沿って施策を実施し、パフォーマンスを上げていきます。
目標を掲げ、その結果を数字で可視化できるのが、デジタルマーケティングの特徴のひとつです。
販売が目的であれば、広告配信やSNS上でコミュニケーションを行い、その広告経由で、どれだけの人がECサイトなどで購入し、どれくらいの売上につながったのか。かけた費用に対し、どれだけサイトに誘導して買っていただけたのかなどを数値化。そのデータをもとに、広告のパフォーマンスをより最適化していくよう運用します。
一方、認知の拡大は、デジタル広告やSNSを通じて、効率よく知ってもらえるよう働きかけていきます。「この商品(サービス)、いいな」と思ってもらえるよう、人々の意識に刷り込んでいくイメージです。
そのとき指標となるのは、ターゲットに対していかにリッチに接触できたか、ブランドのイメージが向上したのか、購買意向が高まったのかになります。

デジタルマーケティング、最適化戦略の落とし穴

デジタルマーケティングは結果が数値化しやすいといっても、「認知」に関しては、その変化を計るのは簡単ではありません。数字にしにくいため、わかりやすい「獲得」を指標にして、予算をかけて動くというケースが多くなります。「獲得」というのは、たとえば、自社サイトへの会員登録数やアプリのDL数といったものです。
これらは数字としてはっきり表れますので、施策の成果を測ることができます。いくつかの広告を展開し、どれがいちばんパフォーマンスよく獲得できるのかを検証して、パフォーマンスの良いクリエイティブへと最適化していくというのは、とても合理的なやり方です。
しかし同時に注意すべき点があります。目先の数字にばかり気を取られていると、本来、いちばん大切にすべき商品やサービスのコンセプトを見失ってしまうことがあるのです。

たとえば、自社サイト内における会員間の和やかなコミュニケーションがコアなファンに支持され、結果として販売に結びついていたサイトがあったとします。デジタルマーケティングの施策を行い、奇抜な広告がウケて会員数が増加すれば、目標達成といえるでしょう。しかし、新規加入者によってサイト内のユーザー間のコミュニケーションの質が変わり、古くからのファンの離反が続いたら成功といえるでしょうか?
また、商品やサービス、その会社に対する好意ではなく、デジタル広告の文言やイメージをきっかけに加入した人は、そのあと、「続ける」動機が生まれなければ、すぐに離れていってしまいます。
お客様は企業にとって資産です。せっかくデジタルマーケティングを行なっても、目先の目標にだけに目がいってしまうと、お客様を資産化できず、獲得しては離反されて、獲得しては離反されての自転車操業になってしまう。そんな悲しい状況に陥ってしまいます。
デジタルマーケティングといっても、「マーケティングの基本」は変わりません。
自社の商品やサービスを知ってもらう=認知してもらうために、大切にしている世界観を伝える、作り手の考えや想いをクリエイティブにのせて伝える。一貫した施策をすることがなにより大切になります。
その商品やサービスに込めた「思い」をきちんと踏まえたうえで、デジタルという特性を活かした戦略を設計し、クリエイティブやデザインに落とし込んでいく必要があります。

ネオマーケティングでは、販売促進・認知拡大、それぞれの目的に合わせたコミュニケーションの戦略設計を行っています。どの媒体を使い、どんな形でどういうメッセージを発信するのかの戦略立案から、クリエイティブの制作や広告の運用までサポートしています。
もちろん、実際の運用が始まれば、各種分析を行い、検証してレポートで報告し、クライアントに伴走します。企業の課題・要望を丁寧に聞き取り、適切な施策へと展開できるようトータルでサポートしていきます。

ネオマーケティングのデジタルマーケティングサービスについて

ネオマーケティングは国内約2450万人のアンケート会員を保有するパネルネットワークを構築、ご希望の調査対象者にリサーチを実施することが可能です。
マーケティング課題を解決し、必要なデータを取得するための調査設計から、調査結果の活用まで、伴走してご支援しています。リサーチを起点に、デジタルマーケティング、PR、ブランディング支援も行っています。
まずはネオマーケティングのサービス資料をご覧ください。

佐藤 隼人
WRITER
佐藤 隼人
WEBマーケティング業界歴10年。広告代理店にて新規開拓、運用責任者として数多くのお客様の目標を達成。 2019年にネオマーケティングに加入。営業から広告運用、営業オペレーションまで業務守備範囲は広く、多様な業界においてクライアントを担当している。

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