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調査データをプラスして企画書に「説得力」をもたせる
2015年04月22日
広告やマーケティングの企画の多くは、「こうすることで、このような結果が得られる」という仮説の元に立案されていますが、“仮説だけ”の企画書は説得力に欠け、クライアントの信頼を勝ち得ることはできません。数値というわかりやすい形で情報を提示できるデータを使い、「仮説を裏付ける根拠」のある企画書作りを目指しましょう。
投資への収益が重要視される時代、企画の根拠は明確に提示する
費やした労力や費用に見合う利益があげられるか否かは、ビジネスにおいて重要な判断基準となる要素です。ROI(投資収益率)をより重要視する近年の傾向は、広告やマーケティング活動においても例外ではなく、企画の良さや提案理由をクライアントに納得してもらうには、作り手の熱意や自信だけでは足りない時代となっています。客観的な事実に基づいた、論理的な根拠を持つ企画が求められています。
そこで有効となるのが、数値という明確な形で情報を提示できる“データ”の利用です。内容を裏付ける根拠となるデータを盛り込み、企画書の説得力をアップさせましょう。
企画書に利用しやすいデータとは?
企画書に利用しやすいデータには、どのようなものがあるのか考えてみましょう。売り上げなど過去の実績から得たデータ、類似品との比較ができる競合のデータ、第三者の意見や世の中のトレンドを示せる調査データは、いずれも企画内容の裏付けに利用しやすいデータです。
市場の拡大予想を示す根拠として売り上げの伸びをデータで示す、製品のスペックの高さとコストパフォーマンスの良さの根拠として類似品のデータを示す、ターゲット層からの好感度の高さの根拠として世論調査のデータを示すといった形で利用することで、企画書の信頼性や説得力の向上を図ることができます。
とは言え、数字がずらりと並ぶ資料は見やすいとは言えず、データを多く並べさえすれば良いというわけでもありません。読み手が疑問を持ちそうな箇所、特に強調したい箇所に効果的に配置することがポイントです。グラフを利用するなど、見やすさに配慮することも大切です。
自由度の高さが使いやすい調査データのメリット
汎用性の高いものから、ニッチなテーマまで、多彩な情報が得やすい利便性、有用性から、クライアントへの提案に調査データを活用する広告代理店や制作会社は増加しています。
顧客の価値観や嗜好、ライフスタイルなどの把握に役立つターゲット層へのインサイト調査、製品やサービスに対するイメージやニーズが把握できる意識調査の結果は、多くの企画において利用できる汎用性の高いデータです。企画書の作成時には、ぜひチェックしておきたい情報と言えるでしょう。
また自身で調査を行うことで、作り手の希望に応じたデータを入手しやすい自由度の高さも調査データのメリットのひとつです。企画に合わせて設問を考えて調査を実施すれば、企画書の内容にピッタリなデータを得ることが可能です。「ここは特に強調したい」という箇所の重要性や有益性の提示に最適なデータを盛り込むことができ、企画書の説得力のアップが望めます。
まとめ
奇をてらうもの、生真面目さを打ち出すものなど企画の趣は違っても、その成功の可能性をクライアントに納得させることの重要性は変わりません。データを効果的に活用し、“根拠のある”企画書作りを心がけることで、クライアントの信頼を勝ち取りましょう。
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