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- 受験経験あり母親797名に聞いた!受験と食事に関する調査データをご紹介
食品・飲料
2015年07月17日
- リリース
受験経験がある中学生から大学生の子どもがいる全国の母親797名に聞いた
受験と食事に関する調査
子どもが自宅で食べている食事で好きなジャンルは「和食」が8割超え。偏差値が高いほど夜食が「味噌汁」と判明!
総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっております。今回2015年7月7日(火)~2015年7月8日(水)の2日間、中学生から大学生の自分の子どもに受験経験がある、全国の20歳以上の母親を対象に「受験と食事に関する調査」をテーマにしたインターネットリサーチを実施いたしました。
調査背景
受験の天王山ともいわれる夏休み。夏期講習など受験生には大切な季節となります。夜遅くまで勉強をして不規則な生活となるわが子を心配する母親も多いのではないでしょうか。最近では、脳が本来必要とする栄養素を摂取し、しっかりと脳を活性化させるための食品や食材である「健脳食」が注目されつつあります。そこで今回は、全国の20歳以上の母親を対象に、子どもに食べさせたい夜食や健脳食の認知など「受験と食事に関する調査」を行ないました。報道の一資料として、ぜひご活用ください。
調査概要
調査の方法:株式会社ネオマーケティングの運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、中学生から大学生の自分の子どもに受験経験がある全国の20歳以上の女性を対象に実施
有効回答数:797人
調査実施日:2015年7月7日(火)~2015年7月8日(水)
「受験と食事に関する調査」 調査結果
■受験期の子どもに気を使っていたこと「睡眠」「食生活」の2項目!
受験期には98.9%の子どもが3食以上食べるという結果に
「睡眠」と「食生活」の2項目が気を使っていたこととして挙げられました。また、子どもが受験期に1日何食食べていたかという設問では、3食以上の回答が98.9%!中でも最も多い回答は「3食」の74.5%でしたが、約1/4である24.4%は4食以上食べているという結果に。しかし、偏差値65未満の子どもの中には2食以下の方もわずかながらいました。
■子どもが自宅で食べている食事の中で好きなジャンルは『和食』が圧倒的人気
偏差値65以上の子どもを持つ親の58.3%が、夜食に『味噌汁』を食べさせたいのに対し、偏差値65未満の子の親は48.3%と10ポイントの差!偏差値の秘密は『味噌汁』!?
子どもが自宅で食べている食事の中で好きなジャンルは第1位「和食」85.7%、第2位「イタリアン」47.7%、第3位「中華料理」45.7%。子どもの健康を考えて食べさせたいと思う夜食は「おにぎり(ごはん)」64.4%が最も多い結果に。次いで「味噌汁」が50.3%でしたが、子どもが偏差値65以上の親は、58.3%に対し、65未満は48.3%と10ポイントの差がつきました。「味噌汁」が健康かつ学力向上をサポートしているのかもしれません。
■まだまだ知られていない「健脳食」。認知度は23.3%に留まる
健脳食と知り今まで以上に取り入れてみようと思う方は82.4%
脳の活性化をサポートする「健脳食」の認知度は低く、約2割。しかし、健脳食と知り、味噌を今まで以上に食生活に取り入れてみようと思っている方は82.4%という結果となりました。
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Q1.あなたが自分の子どもの受験期に気を使っていたこと、もしくは気をつけていることをお答えください。(単数回答)【n=797】
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自分の子どもの受験期に気を使っていたこと、もしくは気をつけていることは、第1位「睡眠」51.3%、第2位「食生活」45.7%、第3位「運動」1.8%の順となりました。健康を維持するためには、「睡眠」と「食生活」を2本柱として考えている母親が多いことがわかりました。 -
Q2.あなたの自分の子どもは、受験期に1日何食食べていましたか。(単数回答)【n=797】
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母親の約半数が子どもの受験期に最も気を使っていたこと、もしくは気をつけていることとして挙げた「食生活」ですが、具体的にどのような対策を行なっていたかを探るため、まずは子どもが受験期に1日何食食べていたかをお聞きしました。結果は3食以上という回答が98.9%で、最も多い回答は「3食」の74.5%でしたが、約1/4である24.4%は4食以上食べていました。勉強時間が増える受験期には1日3食以上が基本のようです。また、偏差値が65以上の子どもは3食以上食事をしており、偏差値65未満の子どもの中には2食以下の方もわずかながらいました。 -
Q3.あなたの子どもが自宅で食べている食事の中で好きなジャンルをお答えください。(複数回答)【n=797】
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自分の子どもが自宅で食べている食事の中で好きなジャンルをお聞きしたところ、第1位「和食」85.7%、第2位「イタリアン」47.7%、第3位「中華料理」45.7%という結果となりました。食卓では「和食」が最も支持を得ており、他ジャンルに大きな差をつける結果となっています。 -
Q4.受験期のお子様の健康を考えて食べさせたいと思う夜食は何ですか。(複数回答)【n=797】
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自分の子どもの健康を考えて食べさせたいと思う夜食は何かお聞きしたところ、主食である「おにぎり(ごはん)」64.4%が最も多い回答となりました。次いで「味噌汁」が50.3%となっています。さらに「味噌汁」は子どもが偏差値65以上の親が58.3%に対し、65未満は48.3%と10ポイントの差がつく結果となっています。「味噌汁」が健康かつ学力向上をサポートしているのでしょうか。 -
Q5.あなたの子どもが夜遅くまで勉強を頑張っていた時、翌朝に食べさせたいメニューをお答えください。(複数回答)【n=797】
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自分の子どもが夜遅くまで勉強を頑張っていた時、翌朝に食べさせたいメニューについてお聞きしました。第1位「おにぎり(ごはん)」58.7%、第2位「味噌汁」58.1%、第3位「スープ」39.4%という結果となり、汁物が多くの支持を得ているようです。また、偏差値で比較をすると、偏差値が65未満のお子様をもつ親は「おにぎり(ごはん)」が59.1%で最も多い結果となりましたが、偏差値65以上のお子様をもつ親は「味噌汁」が61.3%で第1位と、こちらの設問でも「偏差値」で「味噌汁」の回答に差がある結果となりました。 -
Q6.あなたが思う、家族にとっての理想の朝食メニューは何ですか。(自由回答)【n=797】
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・味噌汁、焼き魚、漬け物、白いごはん。(47歳女性)
・ごはん、味噌汁、焼き魚の和食。(66歳女性)
・炊きたてのご飯と味噌汁、ぬか漬けのキュウリと大根、など和食が理想です。(45歳女性)
・パン、玉子料理、サラダ、野菜たっぷりスープ、ヨーグルト、フルーツ。(51歳女性)
・身体を冷やさないもので、腹持ちの良いもの。具だくさんのスープなど。(50歳女性)
・焼鮭、お味噌汁、ほうれん草の胡麻和え。(46歳女性)
・一度に色々な食材が手っ取り早く食べられるスープメニュー。(47歳女性)
・タンパク質とビタミン類が摂れて消化に良いもの。和食の焼き魚にお浸し、具だくさんなお味噌汁など。
(49歳女性)
・朝目覚めた時、今日もがんばるぞと思えるような食事のメニュー。基本はご飯と味噌汁、それに卵。
パンもいいが、やはりご飯と味噌汁できっちりとした朝ごはんを食べて1日をすごせるのがいいと思う。
(50歳女性)
・朝は、食パンとホットコーヒー、そしてグラノーラ。(49歳女性)
・旅館の朝食。白飯・みそ汁・焼き魚・たまご……のような「ザ・和食」というもの。(51歳女性)
・我が家は朝はパン食です。トーストに野菜料理(サラダや温野菜、野菜たっぷりスープ等)と飲み物、
フルーツ、ヨーグルト等を毎日食べています。(52歳女性)
家族にとっての理想の朝食メニューをお聞きしたところ、和食が多く挙がる結果となりました。ごはんと味噌汁におかずをプラスしたシンプルな朝食メニューを好む方が圧倒的に多いことがわかりました。
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Q7.あなたは健脳食という言葉をご存知ですか。(単数回答)【n=797】
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※「健脳食」(ブレインフード)とは「脳が本来必要とする栄養素を含む食べ物を摂取し、脳のエネルギーを補給し、しっかりと脳を活性化させよう」という食品や食材などをさします。また、医学的に実証されているものではありません。
(引用元:一般社団法人日本メディカルフード推進協会http://medicalfood.biz/index.php?QBlog-20150423-1)
脳の活性化をサポートする「健脳食」という言葉をご存知かをお聞きしたところ、76.7%の方が「聞いたことがなく、この調査で初めて知った」という結果となりました。7割以上の方が「健脳食」という言葉を知らないという結果となりました。 -
Q8.あなたは、味噌が健脳食であることをご存知でしたか。(単数回答)【n=797】
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「健康を考えて食べさせたいと思う夜食」が何か調査したところ、偏差値65以上の親の多くが「味噌汁」を食べさせたいと考えている結果となりました。知らず知らずのうちに糖質を多く含むごはん(穀類)で脳のエネルギーを補給し、健脳食と言われている味噌を使った味噌汁が脳の働きを助けているのかもしれません。※脳の主なエネルギーは糖質(ブドウ糖)とされています。
また、調査では、味噌が健脳食であることを知らなかったという方が68.6%。認知度は低い結果となりましたが、この問いに対しては「知っていた」がQ7の3.6%を超える8.9%であり、健脳食、という言葉を知らなくても、味噌は頭に良さそう、というイメージがもしかしたらあるのかもしれません。 -
Q9.味噌も健脳食といわれていますが、それを知って、今まで以上に食生活に取り入れてみようと思いましたか。(単数回答)【n=797】
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健脳食と知り、味噌を今まで以上に食生活に取り入れてみようと思っている方は82.4%という結果となりました。偏差値が65未満の母親が81.1%に対し、偏差値65以上の母親は87.7%と6.6ポイントの差がつく結果となりました。お子様が受験を控えている方、お子様に勉強に励んでもらいたい方は、普段の食生活に味噌汁を加えてみてはいかがでしょうか。
- フードコーディネーター 南恵子氏コメント
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脳が機能するために必要と考えられる栄養素を含む食べ物を「健脳食」 (ブレインフード)と呼ぶことがあります。
例えば脳の主たるエネルギー源となる糖質(ブドウ糖)は、お米やパン、パスタなどの穀類に含まれています。また脳は約6割が脂質でできていますが、記憶や空間学習能力に関わると言われる海馬にはDHAという不飽和脂肪酸が多く、DHAは青魚などに多く含まれます。学習能力に関わる神経伝達物質のアセチルコリンは、レシチンが原料となりますが、レシチンは大豆や味噌などの大豆加工品、卵黄、お米などに含まれています。このように、脳を構成したり、脳が機能するために必要な栄養素(ビタミンやミネラルなども)が様々あります。
こうした健脳食については、様々な研究が行われていますが、まだ確立されたものではなく、今後の科学的知見の蓄積が必要とされています。
健康と同様に学力も、「何かを食べればすぐに成績がよくなる」ということはありえませんが、日々の食事が不規則であったり、栄養が偏る期間が長引くことで、本来の脳の機能が十分に発揮できなくなるということは言えるのではないでしょうか。
例えば、朝ごはんをきちんと摂る方が、子どもの学力や運動能力などが高い傾向があることは平成23年度の「食育白書」にもまとめられています。
今回の調査でも、子どもが受験期に1日何食食べていたかの質問では、「3食」が最も多い回答となり、偏差値が65以上では「3食」以上、さらに偏差値65未満の子は2食以下の方もわずかながらいる結果となっているのは、注目したい部分です。
3食食べることから、「栄養バランスのとれた食事が摂りやすい状況である」、「朝ごはんをきちんと食べて出かける環境・生活習慣がありメンタルも安定している」ことなども考えられ、その食生活が学力や運動機能の維持とも関係しているのかもしれません。
また、調査によると親が子どもに夜食に食べさせてあげたいメニューとして、1位はおにぎり、2位はお味噌汁があがっていますが、これらはとてもよい組み合わせと言えます。
おにぎりに含まれる糖質で脳のエネルギー源を確保することは良いとされていますが、できれば糖質だけでなく、たんぱく質や脂質、ビタミン、ミネラルなどの様々な栄養素を合わせてとる方が、脳の機能が高くなるという研究報告もあります。
毎日夜食をつくることは、場合によってはご家族にとっては負担になる上に、日々栄養のバランスを考え、また肥満にならないように高カロリーな料理は避けるなど、気を配ることも多いものです。
今回、親が子どもに食べさせたい夜食でも、勉強を頑張っていた子どもに翌朝食べさせたいメニューでも2位になっていたお味噌汁の味噌は、レシチンや、たんぱく質、脂質、ビタミンB群やミネラルを含み、健脳食の一つと言われています。さらに豆腐や野菜、海藻、きのこ、イモ類など具沢山のお味噌汁にすれば、一品つくるだけでも、食べ応えがあり、栄養面でもバランスがとりやすくなります。
また、鰹だしの継続的な摂取が、脳内の血流改善に役立つ、また鰹だしに含まれるヒスチジンが食欲を抑える働きなどもあるのではないかという研究もあります。
時間によっては夜食をたっぷり食べてしまうと、朝食がとりにくくなり、一日のリズムも狂いがちになります。夜食には、鰹だしをきかせ、ヘルシーなお味噌汁を活用すると、おなかにもやさしく、朝型の生活リズムがとりやすくなるかもしれません。
受験で十分に実力を発揮するためにも、日々の積み重ねが大切であり、それは学習だけでなく、心身の健康をつくる上でも同様だと言えます。
和食は、ユネスコの無形文化遺産にも登録され、世界的にも健康食。和食の構成の基礎となるのは、ごはんとお味噌汁です。豊かな日本の食卓では、和食だけでなく様々な国の料理も楽しむことができますが、ごはんとお味噌汁のある食事のよさも見直していただければと思います。 - 南恵子氏プロフィール
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食と健康アドバイザー
NR・サプリメントアドバイザー、フードコーディネーター、日本茶インストラクターなどの資格取得。
学術誌の編集部、広告制作会社、惣菜メーカーに在籍後、フリーランスのフードライター、フードコーディネーターに。家庭料理の他懐石料理、食養生や野草料理などの伝統食やヘルシー料理などを学ぶ。現在、食と健康アドバイザーとして、健康と社会に配慮した食生活を提案。主に「先人の知恵に学ぶ」「体の声を聴く」「情報に振り回されない」等を主要テーマに、講演やセミナー、webや広報誌、雑誌などの各種メディアにて執筆、またレシピ提供や商品企画協力などを中心に活動中。
【書籍】
2004年『じぶんでつくるクスリ箱』、2006年『美人をつくるかんたんヘルシーごはん』
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