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- 「生活者意識調査 第五弾」30代女性の42.5%が「新しい商品やかわったものを試しに買ってみる」ことがよくある。 普段の環境問題への意識は、男性よりも女性の方が強い。
住まい・暮らし
2022年12月19日
「生活者意識調査 第五弾」
調査背景
ネオマーケティングでは、社会調査支援機構チキラボ(代表・荻上チキ)と共に生活者意識を定点的に測定するプロジェクトを行っています。本プロジェクトでは以下の内容を継続的に聴取いたします。
✓生活満足度について
✓緊張感や不安等の気分について
✓買い物意識や行動について
✓信用している情報源について
✓環境問題意識について
✓1か月間の行動について(コロナ対策の実行状況含む)
✓その他属性情報
今回の第5回目のリリースでは、上記の中から「買い物意識や行動について」「環境問題意識について」取り上げています。ぜひ今後のマーケティング活動の参考資料としてご活用ください。
調査概要
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の18歳以上79歳以下の男女
有効回答数:1000名(人口動態に基づいて性年代割付)
調査実施日:2022年11月15日(火)~2022年11月21日(月)
◆「生活者意識調査 第五弾」主な質問と回答
◆30代女性の42.5%が「新しい商品やかわったものを試しに買ってみる」ことがよくある
回答結果を年代別で見ると、年代が高くなっていくにつれ徐々に保守的な購買行動になっていく傾向がみられる。
しかし女性の場合、年齢の高さと保守化は比例せず、30代女性にいたっては42.5%が、新商品やいつもと異なる商品を購入するという“攻めた”購買行動を取っていることがわかった。
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みかけより実質(中身)を重視して選ぶ(n=1,000)
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普段の買物に対する意識や行動について、「みかけより実質(中身)を重視して選ぶ」かお聞きしました。
年代ごとの回答結果を見ると、年代が高くなっていくほど「みかけより実質(中身)重視」の傾向が強まっていくことがわかります。
しかし、最も若い「18~29歳」の回答結果を見ても、男女ともに60%を超えていることがわかります。(「とてもそう思う」「そう思う」「ややそう思う」の合算)
この結果から、若いからといって実質(中身)を軽視するという傾向はみられず、全体的に普段から慎重な購買をおこなっている様子がうかがえました。
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新しいお店ができたら行ってみる(n=1,000)
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普段の買物に対する意識や行動について、「新しいお店ができたら行ってみる」かお聞きしました。
全体の回答結果としては、33.9%がニューオープンのお店に対し好奇心を示しています。(「とてもそう思う」「そう思う」「ややそう思う」の合算)
男女を比較すると特に男性の場合、年代が高くなっていくにつれ好奇心が下がっていくという傾向が顕著に表れていました。男性の場合は年齢とともに、新しいお店(実店舗)にチャレンジしようという気持ちが薄れていくということでしょうか。
一方、女性の回答結果で注目なのが「18~29歳」です。TOP2(「とてもそう思う」「そう思う」の合算)のみで13.3%となっており、これは他のどの年代のTOP2よりも高い割合となっています。
しかし「ややそう思う」の割合は22.7%にとどまっていることから、「18~29歳」女性の場合、ニューオープンのお店に対し“より強い好奇心を持つ人”(=好奇心の度合いが強い人)が他よりもやや多いということが読み取れます。
また、ニューオープンのお店に対し最も高い好奇心を示すのは「30代の女性」ということもわかりました。(「とてもそう思う」「そう思う」「ややそう思う」の合算)
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新しい商品やかわったものを試しに買ってみることがよくある(n=1,000)
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普段の買物に対する意識や行動について、「新しい商品やかわったものを試しに買ってみることがよくある」かお聞きしました。
全体の回答結果としては、29.5%が新商品やいつもと異なる商品を購入するという“攻めた”購買行動を取っていることがわかりました。(「とてもそう思う」「そう思う」「ややそう思う」の合算)
年代別の回答結果を見ると、年代が高くなっていくにつれ徐々に保守的な購買行動になっていく傾向がみられます。
しかし、注目なのが女性の回答結果。年齢の高さと保守化は比例せず、30代女性にいたっては42.5%が“攻めた”購買行動を取っています。
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いろいろな物を買うより、レジャーや教養にお金を使うほうがよい(n=1,000)
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普段の買物に対する意識や行動について、「いろいろな物を買うより、レジャーや教養にお金を使うほうがよい」と思うかお聞きしました。
全体の回答結果を見ると、41.1%が“モノよりもコト重視”であることがわかります。(「とてもそう思う」「そう思う」「ややそう思う」の合算)全体としてはやや“モノ重視”ということかもしれません。
そんな中、男性の場合は年代が高くなっていくにつれ「いろいろな物を買うより、レジャーや教養にお金を使うほうがよい」と思う割合が低くなっていく傾向が顕著に表れていました。男性の場合は年齢とともにアクティブさが失われていく一方で、女性は男性よりも年代による“モノ”“コト”重視に差が少ないようです。
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買物は出来るだけ短時間ですましている(n=1,000)
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普段の買物に対する意識や行動について、「買物は出来るだけ短時間ですましている」かお聞きしました。
男性全体と女性全体の回答結果を比較すると、男性は65.7%、女性は61.7%と、大きな違いは生じませんでした。(「とてもそう思う」「そう思う」「ややそう思う」の合算)
つまり「男性(女性)の買物の方がスピーディー」「女性(男性)の方がゆっくり買物を楽しむ」といった傾向は、この調査においてはみられませんでした。
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環境に配慮した商品を購入するようにしたい(n=1,000)
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環境問題に対する普段の意識として、「環境に配慮した商品を購入するようにしたい」と思うかお聞きしました。
全体の回答結果を見ると、37.3%が環境に配慮した商品の購入意向を示していることがわかります。(「当てはまる」「やや当てはまる」の合算)
商品の質が担保できていることは前提としつつも、“環境に配慮した商品”ということが購買につながる場合が一定程度あるということではないでしょうか。
男女ともに70代の購入意向が最も高くなっており、男性で50.0%、女性で65.1%に上りました。
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環境に配慮した場所を利用したい(n=1,000)
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環境問題に対する普段の意識として、「環境に配慮した場所を利用したい」と思うかお聞きしました。
全体の回答結果を見ると、39.4%と約40%が環境に配慮した場所の利用意向を示していることがわかります。(「当てはまる」「やや当てはまる」の合算)
前掲した設問「環境に配慮した商品を購入するようにしたい」と同様、利用場所においても男女ともに70代の利用意向が最も高くなっており、男性で55.4%、女性で58.1%に上りました。
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環境や社会問題解決に取り組んでいる企業が好き(n=1,000)
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環境問題に対する普段の意識として、「環境や社会問題解決に取り組んでいる企業が好き」と思うかお聞きしました。
全体の回答結果を見ると、38.9%と約40%が環境・社会問題解決に取り組む企業に好意的だということがわかります。(「当てはまる」「やや当てはまる」の合算)
前掲した設問「環境に配慮した商品を購入するようにしたい」「環境に配慮した場所を利用したい」と同じく、企業への評価においてもやはり、女性の方が環境問題への意識が強い様子がうかがえました。
女性全体の回答結果を見ると、45.2%が環境・社会問題解決に取り組む企業に好意を示しています。(「当てはまる」「やや当てはまる」の合算)半数には届かなかったものの、男性の32.5%を大きく上回る結果となりました。
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環境問題への意識が高まっている(n=1,000)
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環境問題に対する普段の意識として、「環境問題への意識が高まっている」と思うかお聞きしました。
全体の回答結果としては、45.1%が環境問題への意識の高まりを感じていることがわかりました。(「当てはまる」「やや当てはまる」の合算)
年代別で回答結果を見ても、やや揺れはあるものの、年齢が高くなるにつれ環境問題への意識が高まっていく傾向がみられます。
70代にいたっては男性の59.4%、女性の73.2%が「当てはまる」「やや当てはまる」と回答しており、両者ともに半数を大きく上回る結果となりました。
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省エネに気を付けている(n=1,000)
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環境問題に対する普段の意識として、「省エネに気を付けている」かお聞きしました。
男性全体と女性全体を比較すると、省エネに気を付けていると回答した割合は男性で60.1%、女性で71.5%となり、11.4ポイントもの差が生じていました。(「当てはまる」「やや当てはまる」の合算)
特に、女性の場合は40代から省エネへの意識が一気に高まるという傾向がみられました。「当てはまる」と回答した割合のみで比較しても、30代女性の場合15.1%であったのに対し40代女性はその倍以上の39.4%に上りました。
また50代女性で37.2%、60代女性で35.6%、70代女性で36.0%と、40代以降は一定して高い水準でキープされていることがわかります。
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食品ロスが出ないように気を付けている(n=1,000)
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環境問題に対する普段の意識として、「食品ロスが出ないように気を付けている」かお聞きしました。
男性全体と女性全体の回答結果を確認すると、食品ロスが出ないよう気を付けていると回答した割合は男性で65.5%、女性で80.4%となり、14.9ポイントもの差が生じていました。(「当てはまる」「やや当てはまる」の合算)比較的女性の方が料理をする機会が多いことも食品ロスへの意識の差につながっているのかもしれません。
また前掲した設問「省エネに気を付けている」では、女性は40代を境に一気に意識が高まる様子がうかがえましたが、食品ロスに関しても同様の結果となりました。
「当てはまる」と回答した割合のみで比較しても、30代女性の場合21.9%であったのに対し40代女性はその倍以上の47.9%に上りました。
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