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Company interview企業インタビュー

お客様との取り組み事例とインタビューをご紹介します。

学生と学生生活を支えるすべての人々に寄り添う「スクールソリューション企業」であるために。中高生を対象としたアンケート調査、記事作成を実施。

菅公学生服株式会社 マーケティング室  松本和美様、楢村一清様、柄川麻紀様
設立:1854年(安政元年)
事業内容:スクールウェア、スポーツウェアなど各種衣料の製造販売
従業員数:2,866名(グループ全体/2022年7月末時点)

SEO記事の制作とインターネットリサーチで情報発信をサポート

安政元年創業の制服メーカーで、全国1万5000校超へ納入実績を誇る菅公学生服株式会社様。中高生や保護者、学校の先生を対象とした情報発信に注力しており、ネオマーケティングでは2022年6月より、WebサイトのSEO記事の制作とインターネットリサーチをサポートしています。

今回は、マーケティング室の松本和美様、楢村一清様、柄川麻紀様に、オウンドメディアやPRリリースなどを活用した情報発信へのこだわりや自社リサーチの価値についてお話を伺いました。

さまざまな学校課題を解決する「スクールソリューション企業」

ーー菅公学生服株式会社様といえば、業界大手のスクールユニフォームメーカーです。改めてにはなりますが、事業内容をお願いします。
柄川様 弊社は制服や体操服といったスクールユニフォームのものづくりを基盤に、さまざまな学校課題を解決するスクールソリューションを提供している会社です。学生服メーカーではありますが、メーカーという枠を超え、子どもたちや先生方に寄り添った活動をしています。

-ー松本和美様、楢村一清様、柄川麻紀様の業務内容を教えてください。
松本様 私たち3人はマーケティング室に所属しています。それぞれ担当している業務は異なり、私はおもに企業ブランディングとR&D(調査と研究)を担当しています。中高生対象に調査を実施し、ニーズを把握して商品やサービス、新規事業開発に活用したり、調査結果を弊社の公式ホームページに『カンコーホームルーム』のレポートとして毎月公表したりしています。

柄川様 私は広報PRを担当しています。プレスリリースの配信のほか、メディアの取材対応や記事確認、イベントの企画・運営などを行っています。

楢村様 Webサイトの制作と管理全般が私の仕事です。弊社のユーザーは、子どもたちと保護者という個人のお客様、また先生など学校関係者もいらっしゃいます。
Webサイトではそれぞれの方々に情報を発信していて、たとえば、保護者の方に向けて制服のお手入れに関する記事をつくったり、先生向けに各校の取り組みやインタビュー記事などを掲載したりしています。また、先生向けの動画配信サイトの制作と運営も担当しています。

ーーネオマーケティングに依頼しているのは、どのような内容になりますか?
柄川様 弊社から今、ネオマーケティングさんにお願いしているのは、記事制作とリサーチです。ともにテーマは社内で検討して決めていて、リサーチについては松本から、記事制作は楢村から発注しています。
私は、それぞれ納品いただいてアウトプットできる形になったものについて、「カンコー学生服」として、プレスリリースなどを行っています。

記事制作の外注によって解決した課題の数々

ーーネオマーケティングにリサーチや記事制作を依頼したきっかけを教えてください。
松本様 じつはネオマーケティングさんには、8年前に女子高生と保護者のグループインタビューをお願いしたことがあるんです。たしか、中高生の制服とニオイをテーマにした座談会で、そのときの調査結果はのちに商品に生かされています。

そこからずいぶんご無沙汰していたのですが、2022年6月にネオマーケティングさんからPRのサポートや中高生のダイレクト調査についてのご提案をいただいたんです。ちょうどその時、記事制作を依頼できる会社さんを探していたのでご相談したところ、対応していただけるとのことで、おつきあいが再開しました。

ーー当時、社内では記事制作が課題になっていたのですか?
楢村様 多忙な先生の悩みを解決するため、先生向けの情報発信を強化していくことが決まり、社内で内製していたのですが、これが大変で。通常業務を行いながら増えた仕事ですので、ライティングに膨大な時間がかかり、確認作業も含めると、業務全体の相当な割合を記事制作に取られる状態になっていました。

キーワードを決めて記事を制作し、確認作業を複数回行っていると、どうしても1本の記事を完成させるのに4か月ぐらいかかってしまいます。業務の負担はもちろんですが、情報発信に力を入れていきたいのに、更新ペースが遅れてしまうという問題もありました。

ーーネオマーケティングに記事制作を依頼してみてどうですか?
楢村様 仕上がった記事は文章表現が豊かですし、ネオマーケティングさんがしっかりチェックしてくださるので誤字脱字などはほとんどありません。確認作業も楽になって、体感的には、記事制作にかかる8割の業務が軽減された感覚です。また、リードタイムも短いので更新頻度を上げることができ、先生向け記事のPV数を確保できるようになりました。

データに基づく情報は世の中を変えるきっかけに

ーーでは、リサーチとPRリリースについてお伺いできればと思います。どのようなリサーチを行っているのでしょうか。
松本様 ネオマーケティングさんには、これまでに2022年6月と2023年2月の2回、中高生の調査をお願いしています。さまざまな質問を盛り込んでリサーチをして、1テーマごと分析をして記事にまとめ、毎月1回『カンコーホームルーム』で紹介しています。

テーマは「中高生の花粉症」といったものがあれば、夏の制服に求める「クールビズ」といったものもあります。弊社の営業が先生方からお聞きした現場の課題を参考にするなどしてテーマを決めていますが、なかには、「中高生の理想の先生」といった調査もあります。

ただ、これもただの話題づくりではなく、子どもたちは先生に何を求めているのかを知るヒントになればという思いがあって企画したものです。『カンコーホームルーム』は先生方も多く見てくださっているので、今の子どもたちの本質を知る情報になればと思っています。

柄川様 じつはネオマーケティングさんにお願いする前に、メディアリレーションやPRの強化が社内の方針として決まっていたんです。そのとき、社内のリソースを棚卸ししてみると、『カンコーホームルーム』がうまく活用できていないことが明らかになりました。

『カンコーホームルーム』は2006年に立ち上がったコンテンツで、業界の中でも他社に負けない財産となっています。もっと積極的に出していこうということで、松本が毎月1本『カンコーホームルーム』の調査報告記事を更新し、毎月最終火曜日に広報担当でPRリリースを出してメディアとの接点を設ける、という流れになったんです。

ーー印象に残っている調査はありますか?
松本様 どれも印象深いのですが、とくに印象に残っているのは「ジェンダーとLGBTQの調査」です。繊細なテーマですから先駆的に情報を発信するのはリスキーだという意見もあり、調査結果を公表するかどうかは社内でも議論になりました。

でも、業界に先駆けて発信したインパクトは大きく、たくさんの反響をいただきましたし、さまざまなところで引用していただきました。データに基づいた情報を出すことで理解が深まり、世の中が変わるきっかけになる、そう感じましたね。

ーー調査結果は、リアルな子どもたちの声ですからね。
松本様 私自身、調査によって中高生の価値観を知り、驚くことが少なくありません。たとえば今、ジェンダーレス制服への移行にともない、セーラー服が減っているという現状があります。私もそうなのですが、大人から見るとセーラー服とスラックスの組み合わせは、なんとなくミスマッチのように感じられる方が多いです。

ところが、実際に中高生に聞いてみると「かわいい」という意見がたくさん集まったんです。こうした調査結果や分析があれば大人は気づきを得られるし、納得もできる。制服を実際に着る子どもたちの価値観を反映した商品づくりにもつながります。間接的ではありますが、調査データは子どもたちにも還元できているのではないかと思います。

課題を共有するためのアウトプット

ーーリサーチをして事実を把握し、広くPRすることは、カンコー学生服さんにどのような利益をもたらしますか?
松本様 たとえば、「学校制服のリユースに関する調査」を行ってみると、経済面や環境配慮から利用したいという人がいる一方で、やっぱり新しい制服を着たいという人もいます。こうした子どもたちの意識をしっかり把握することで、商品やサービスを考えることができます。

また、積極的にアウトプットすることで、子どもたちや学校現場にある課題が何かを多角的に知ってもらうこともできます。学校現場にあるさまざまな課題を、制服を着る中高生と購入する保護者の方、採用する学校の先生たちと共有できる意味は大きいと思っています。冒頭で柄川から「スクールソリューション」の説明がありましたが、このように調査研究で本質を捉えるからこそ、真の課題解決につながると思っています。

ーーPRリリースの反応はいかがでしょうか?
柄川様 テレビや新聞社などのメディア、教育委員会や、大学生の方から引用したいという依頼も少なくありません。

「スクールソリューション企業」として事業展開をしていますが、「カンコー学生服」というと制服メーカーの印象は強く、社会が弊社に求めるのも学生服メーカーとしての意見です。「業界の中でデータをいちばんもっている」「カンコー学生服に聞けば何か出てくる」と思っていただくことはとても重要で、『カンコーホームルーム』はそのための強力な武器だと考えています。 

ネオマーケティングは難しいオーダーにも応えてくれる

ーーネオマーケティングについて伺います。記事制作を依頼してみて、納品物や担当者の対応はいかがでしたか。
楢村様 いろいろな専門知識をもつライターさんがいらっしゃって、幅広いテーマに対応していただけました。ライターさんを選ぶことができるのは魅力でした。実際にやりとりしてみると、レスポンスは早く、記事の修正も迅速に対応してくださいました。

とくにありがたかったのは、納品が完了した段階で毎回、フィードバックの時間を設けてくださったことです。記事の仕上がりやライターさんのクオリティなど、意見や改善要望などディスカッションできる環境をつくってくれ、こちらの意図を丁寧に汲み取ろうとしてくださいました。弊社からは記事のトンマナについて難しいオーダーを出していると思うのですが、回を重ねるごとに理解は深まっているように思います。

ーー難しいオーダーとはどのようなものでしょう?
柄川様 記事の印象についてのリクエストです。弊社の社員は「子どもたちのために」という思いを抱きながら仕事をしています。そういう「思い」「社風」が出る文章にしてほしいというお願いをしています。

文章には“人格”が現れると考えてます。そのため、私はプレスリリースを書くとき、自分の人格を消すことを意識しているのですが、一方で、Web記事ってちょっとだけ人格が必要なんです。そして、そのちょっとだけ見える人格が、「カンコー学生服」っぽいものであってほしいんです。

ーーおっしゃることはとてもよくわかります。一方で、とても難しいことだとも感じます。
柄川様 そうですね。とても抽象的で難しいのですが、とても重要なことなんです。そのため、毎回ライターさんの人となりを細かく伺うなど、率直に要望をお伝えしてきました。ネオマーケティングの担当さんは、私たちの意図をきちんと理解してくださっていると感じますが、ライターさんがそれを形にできるのかはまた別の話なんですよね。
ただ、この先、記事制作の実績が積み上がっていく中で、「カンコー学生服」らしさをご理解いただけるでしょうし、いい記事ができていくと思っています。

中高生のダイレクト調査ができる調査会社

ーーでは、ネオマーケティングのリサーチ業務に関してはいかがでしょうか?
松本様 私は長く調査業務を行っていますが、ネオマーケティングさんは調査データの品質がいいと思います。そして、なによりありがたいのは、中高生のダイレクト調査を実施できることです。

これまでは、保護者の方などを介した代理回答でインターネット調査をすることが多く、調査結果を見ながら「本当に中高生の意見なのかな?」と思うこともありました。でも、ネオマーケティングさんの場合は、子どもたちに直接アンケートに回答していただくことが可能で、リアルな声を聞けるようになりました。

ーーでは、「ネオマーケティング にもっとこうしてほしい」というご要望はありますか?

松本様 2回目にご納品いただいたとき、メールのメッセージで調査結果の分析と解説を添えてくださいました。それがとてもわかりやすく、新たな分析の視点にもなって、さすがプロだなと思いました。同時に、こちらの調査意図を十分に理解してくださっていること、興味をもって寄り添ってくださっていることが伝わりました。
ですから、調査に関してネオマーケティングさんには満足しています。

柄川様 完璧ですよね。

松本様 ちょっとお値段がお高いんですけど、完璧です(笑)。

目指すのは先生方のパートナーとなる存在

ーー最後の質問になりますが、今後の展望についてお聞かせください。
楢村様 私自身は6月から別の部署に異動になるのですが、ここまで4本を納品いただいて、社内でキーワードを設計し、ネオマーケティングさんにライティングを依頼する、という流れをつくることができました。

PV数も確保できるようになっていますし、もっと多くの記事を出すことで、忙しい先生のために情報発信をできるようなコンテンツをどんどん提供していけたらと思います。「先生の課題解決といえばカンコー学生服」と言われるまで、内容を充実させていきたいですね。

松本様 ここ3年、コロナ禍で対面での調査が難しい状態でしたが、状況は変わりました。
今後はインターネット調査に加えて、中高生や保護者の方に直接お会いして行う座談会や、インタビューも行っていきたいと考えています。

また、弊社には子どもたちを「カラダ」「ココロ」「時代」「学び」の4つの視点で見つめる独自機関「カンコー学生工学研究所」があり、調査・研究を行っています。今後もさまざまな形でネオマーケティングさんのお力をお借りしたいと思っています。

ーー最後に、会社としての展望をお聞かせください。
柄川様 カンコー学生服の最大のミッションは、制服・体操服を通じて学生と学生生活を支えるすべての人々に寄り添うことです。記事やリサーチ、あるいはPRリリースやイベントなどを通じ、子どもたちの夢と学びを応援して、明るく豊かな社会づくりを目指しています。

ネオマーケティング担当者から

日頃トレンド把握や実態調査、コンテンツの発信において支援させていただいていることを、とても嬉しく思います。

菅公学生服株式会社様とは高頻度でお打ち合わせの機会を頂き、調査や記事作成をご支援させていただいておりますが、「学生」「教員」「保護者」「研究者」などの届けたい相手のことを一番に考えてコンテンツ内容や言葉を選び発信されております。

「未来に、エールを」
菅公学生服株式会社様の思いをより多くの方に届けられるようご支援させていただきます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!

コンサルタント
H.M

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